モノクロの空

その一瞬の感情

等価交換

私は相手を傷つけた

例えその時にリアルタイムで

傷付けたことに気づいてなくても

今は傷つけた自覚を持ってる

 

その時に無自覚でも私が

傷つけたことで相手が

その空間に居られなくなり

居ることで発作を起こし

フラッシュバックで日々

苦しんで自傷をして耐えて

死にたい気持ちで過ごし

 

だから、相手から同じように

等価交換の様な苦しみを与えられても

私は文句を言えなくて

なんなら同等以上の苦しみでも

先に傷つけた立場として

耐えるしか許されなくて

謝っても許されなくて

許される術などなくて

 

そもそも私の今抱える苦しみが

相手に与えた苦しみ以下なのか

同等なのか、以上なのか

それを決めるのも私ではなく相手で

相手が自分が与えた以下の苦しみで

足りてないと思えば追加の苦しみも

私は問答無用で受け入れるしかなくて

 

死ぬべきは相手じゃなく

無自覚でも先制攻撃仕掛けた私なのに

今、死のうとしてるのは相手で

間違ってる、間違ってるよね

 

無自覚だろうとも

他人を不幸にしておいて

自分は幸せになろうなんて

なんて私は図々しい汚い生き物

生きる価値もないのは私

 

私が生きてるだけで

幸せになる人より

不幸になる人が多くて

 

忌み子鬼の子だなんて

幼い昔から知ってたのに

自分を欲しがるからいけないんだ

なんで起きてしまったんだろう

ずっと寝てたら良かったのに

あのまま死んでたら良かったのに

 

もっと、もっと

自分を殺すの上手くなろう

自分の幸せより

沢山の他人の幸せを

 

望まれなかった価値のない私だから

価値のある人間にならなきゃ

 

私が苦しいのなんて

至極当然のことなのだから

耐えてこその私の存在意義

 

他者を無自覚に傷つけた

私の罪は重い